【読了】 オーダーメイド殺人クラブ(2015年7月11日)
辻村 深月 『オーダーメイド殺人クラブ』。読み終わった。
中学生の青春小説。 あとがきには”痛々しい青春を笑う話”みたいに書いてあったけど、 どっぷり感情移入して、震えながら読んでしまった。
一番グッときた文章がこれ。
あの子がやったのは、見せかけのリストカットだ。構って欲しいだけだ。死ぬつもりなんかない。佐方の言う「命」を一番軽視して、バカにしたのは芹香だ。死にたくないから、やったんだ。 読んでる時は完全に中学生の気持ちになっていたから響いたのかしら。
ラストはすこし失速感があったけど、読んでる最中はすごく楽しかったのです。